意思疎通支援者の派遣について
福島県聴覚障害者情報支援センターでは、手話通訳者、要約筆記者、盲ろう者向け通訳・介助員の派遣を行っています。
・手話通訳・要約筆記の依頼はこちら
・盲ろう者向け通訳・介助の依頼はこちら
手話通訳者・要約筆記者の派遣について
当センターでは、手話や文字によるコミュニケーションが必要な方々のために、手話通訳者・要約筆記者を派遣します。
聴覚障害者個人の方が依頼したいとき
<福島県内にお住まいの方>
障害者総合支援法・意思疎通支援事業により手話通訳者を派遣します。
お住まいの市町村の「意志疎通支援事業」を利用することで、費用はかかりません。
詳しくはお住まいの役所にお問い合わせください。
<福島県外にお住まいの方>
福島県内で手話通訳が必要な方々のために、手話通訳者を派遣します。
通訳のご依頼についてはお住まいの市区町村へお問い合わせください。
一般団体・企業・行政等が依頼したいとき
一般団体や企業、行政などが主催する行事(講演会、イベント、研修会、会議等)に手話通訳者・要約筆記者を派遣します。通訳費用は主催団体でご用意いただきます。金額については、当センターまでお問い合わせください。
通訳が必要になりましたら、「手話通訳派遣依頼書・要約筆記派遣依頼書」に必要事項をご記入の上、行事の内容がわかるもの(チラシなど)を添えて、お早めにFAXまたはメールでお申し込みください。
行事の内容などをお伺いしたうえで、通訳者を派遣させていただきます。
日にちが迫ってからのお申し込みの場合、対応できない場合がございます。ご了承ください。
<連絡先>
TEL:024-522-0681 FAX:024-563-6228
メール:fukushima-deaf(@)f-da.or.jp
(上記の(@)を@に変えて送信してください)
<受付時間>
月~金 9:00~17:30
(FAXは24時間受信しますが、返事等は受付時間のみの対応となります)
依頼書等のダウンロードはこちらからできます
・派遣の手引き(PDF)
・手話通訳派遣依頼書(PDF・word)
・要約筆記派遣依頼書(PDF・word)
通訳者を依頼なさる主催者の方々へのお願い
よりよい通訳環境を整えるためにご協力・ご配慮をお願いいたします。
手話通訳時のご協力・ご配慮について
1.通訳者の人数
手話通訳は高度な情報処理を行う仕事です。連続した手話通訳においては20分を経過すると疲労が高まり正確性が低下することがあります。そのため講演会や会議など長時間の通訳の場合、複数の手話通訳者が15~20分ごとに交替しながら通訳を行います。また、パネルディスカッションやグループワークなど、行事の形態や時間によって手話通訳者の人数が変わってきますので、事前にご相談ください。
2.資料の事前準備
手話通訳者は、正確で的確な通訳を提供するなど通訳の質を高めるために入念な事前準備(学習)を行います。通訳内容に関する資料を事前にご提供ください。
※資料(チラシ、進行表、司会原稿、会議レジュメ、講演レジュメ、パワーポイント原稿、研修のテキスト等)
3.手話通訳者の位置と照明
手話は目で見る言語です。手話通訳者の位置は聴覚障害者から見やすいところに設定してください。また、会場の照明や採光に十分にご配慮ください。パワーポイントやスライドを投影するため会場を暗くしたり逆光になる場所では手話や口形などが見にくくなります。また、会場の広さ、聴覚障害者の人数などにより適切な通訳の位置は異なります。通訳開始前に手話通訳者と相談をお願いいたします。
4.音響
発言が聞こえないと通訳はできません。通訳者の位置で、発言者の音声が明瞭に聞こえるようご配慮ください。会場の広さによっては、マイクやスピーカーのご用意をお願いいたします。また、壇上で通訳を行う場合、客席向けのスピーカーでは通訳者が聞きにくいこともあります。その際は、通訳者用のスピーカーをご用意ください。
要約筆記時のご協力・ご配慮について
聴覚障害者のコミュニケーション手段はさまざまです。手話をコミュニケーション手段としない聴覚障害の方に対しては文字で伝える方法(要約筆記)が有効です。
要約筆記には、OHC(オーバーヘッドカメラ)やパソコンを使用してスクリーンに文字を投影する方法や、聴覚障害者の隣に座りノートテイクする方法などがあり、要約筆記を必要とする聴覚障害者の人数や行事の内容によって適した方法で行います。
また要約筆記はその場で発言の要旨を伝える仕事です。記録としての筆記・入力ではありませんので、書いたロールやノートテイクの用紙、入力したログは処分いたします。
よりよい通訳を提供できるよう、下記のとおり通訳環境の整備にご協力・ご配慮をお願いいたします。
1.要約筆記者の人数
要約筆記は、発言を聞き、内容を理解し、要点をまとめて書くという高度な情報処理を行う仕事です。
そのため、複数で交替しながら通訳を行います。
要約筆記者の人数は、行事の内容や時間によって変わってきますので、事前にご相談ください。
2.セッティング
<全体投影の場合>
スクリーン、要約筆記用の机とイスをご用意のうえ、それらを設置するスペースを確保してください。スクリーンは聴覚障害者から見やすい場所に設置してください。
OHCやパソコンを使用する際は電源が必要です。電源の確保をお願いいたします。
スクリーンや機材等の調整については、開始前に要約筆記者と相談をお願いいたします。
<ノートテイクの場合>
聴覚障害者の隣に要約筆記者が着席できるようイスとスペースを確保してください。
※どちらの場合でも行事開始前にセッティングが完了できるよう、準備時間は十分に確保してください。
守秘義務について
手話通訳者・要約筆記者は守秘義務を遵守し、通訳業務をとおして知りえた情報を他に漏らすことはありません。安心して通訳をご利用ください。
その他
○下記の内容での派遣はお受けできません。
(1)政治団体の活動
(2)宗教団体の活動
(3)営利目的の活動
(4)その他不適当認めるもの
盲ろう者向け通訳・介助員の派遣について
福島県聴覚障害者情報支援センターでは、ノーマイライゼーションの理念に基づき、盲ろう者のニーズに応じた意思疎通手段によって社会生活におけるコミュニケーションの確保を行い、盲ろう者が自立と社会参加を図れるよう、通訳・介助員を派遣します。